日時:2013年1月31日 16:00-
場所:京都大学農学部総合館 W422
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小野田雄介博士 (京都大学農学研究科) |
地球上には、様々な環境があり、植物の生活史戦略も多様に進化している。
そのような植物の多様性の創出機構を明らかにすることは、植物生態学の大きな課題である。
種の特徴を表す様々な形質のうち、特に、光合成能力を担う葉や、競争と深く関わる植物の高さ、繁殖器官の特性は、種の生活史戦略を決定づける重要な機能形質としてみなされている。
今回のセミナーでは、まず最初に、葉の光合成能力の多様性や植物の高さの多様性をもたらすメカニズムについて、自らの研究を交えつつ概説する。
その上で、近年私たちが行っている、北海道から南西諸島までの300種を超える日本の木本種の形質の広域比較についてお話しする。
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